貯金を効率よく続けるには?貯金の方法および、やってはいけないことを解説

貯金したいと考えているけどなかなかお金が貯まらなくて、と悩んでいる人のほとんどは、現在の収入でも十分貯金が可能なケースが大半です。

本記事では、貯金を効率よく行っていく方法について解説します。

どうして貯金が必要なのか、お金を貯める方法とは、また、貯金したい人がやってはいけないことについても紹介します。

これから貯金したいと考えている人は参考にしてください。

目次

なぜ貯金が必要なのか

お金を貯めることがどうして必要なのでしょうか。2つの理由について説明します。

  • 急な出費が発生しても対応可能
  • 将来に向けての安心

急な出費が発生しても対応可能

日ごろから貯金していると、急な出費があっても対応できます。例えば、家族や知人の冠婚葬祭や、家族や自分がケガや病気のため病院のお世話になる場合などです。

急な出費以外にも、子どもの学費や住宅購入資金、本人の老後資金等将来必要な資金を貯めていることで、ゆとりのある生活を送ることができるでしょう。

安心した生活が送れる

貯金することで、金銭的に余裕が生れます。その結果、安心した生活が送れるようになるでしょう。当面の生活資金が確保されているため精神的にゆとりを持って日々暮らせます。

お金がかかる趣味やレジャー等にもチャレンジでき、活動の幅が広がり豊かな人生を謳歌できるでしょう。

お金を貯める方法

お金を貯める前に、現状の生活の見直しを行う必要があります。無駄な出費が多いとお金は貯まりません。見直しから行うことをおすすめします。

お金を貯める場合、金融商品を利用して効率よく貯める必要があります。無理なく実践できる金融商品を3つ紹介します。

現状の生活の見直し

現状の生活を見直すポイントとして、以下の3点があるので紹介します。

  • 家計簿をつける
  • 保険料の見直し
  • 光熱費の見直し

家計簿をつける

家計簿をつけて、収入および支出の把握からスタートしましょう。日々の生活で、使ったものについては認識しているかもしれません。

しかし、いくら使ったかについては、振り返っていない場合が多いのではないでしょうか。

家計簿をつけることで、支出の確認ができます。収入も把握できるため、貯金可能額が計算できます。お金を貯める第一歩として、家計簿をつけましょう。

保険料の見直し

保険料の見直しも、お金を貯めるためにとても重要です。生命保険は、自分にもしものことが起きた時に、家族の生活費をカバーするために備えておくべきものです。

生命保険の契約内容が、保険契約を交わした当初から、ライフスタイルが変わっている可能性もあるかもしれません。

保険契約の内容を確認し、現在の生活様式とマッチしているかを確認しましょう。

保険契約から時間が経過すると、ニーズが変化する場合があるので、契約内容を見直すことも重要です。

光熱費の見直し

光熱費の見直しも現状の生活の見直しに有効です。

電気料金はエアコンの設定温度やテレビ、パソコンなどの照度の設定を変更することで電気代の節約ができるかもしれません。

電気料金の契約内容の見直しを行ったり、電気・ガスを組み合わせたりすることも、見直しとしておすすめです。

携帯電話料金は、家族で利用すれば割引料金が適用されます。スマホ等で毎月利用しているデータ使用量が、携帯電話会社で契約している使用料まで使いきれていない場合、契約の見直しも一策です。

資産運用

毎月少額でも資産運用できる金融商品として以下の商品があります。

  • 積立定期預金
  • つみたてNISA
  • iDeCo(個人型確定拠出年金)

積立定期預金

積立定期預金は、毎月決まった金額を決められた日に自動的に一定額を積み立てていく元本が保証されている預金です。積立定期預金の口座開設時に、1回の入金額、入金日を設定すると、自動的に普通預金等から引き落とされ自動入金されます。入金の手間が省けます。

つみたてNISA

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。毎年最大40万円非課税制度が利用できます。月に換算すると、約3万3,000円が非課税で積み立て可能です。最長20年間非課税で利用可能なため、最大800万円が非課税で投資できます。

つみたてNISAの対象となる金融商品は、金融庁が定めた長期積立や分散投資に適した投資信託のみです。具体的には、公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)です。

つみたてNISAの対象投資信託は、金融庁に認められた投資信託ですので、投資がはじめての人でも安心して運用できます。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCoとは個人で老後資金をつくるための私的年金制度です。掛金の金額は最低5,000円以上で、上限金額は個人事業主、あるいは会社員等により異なります。無理のない金額での設定が可能で、掛金は所得控除や非課税の対象です。

加入するにあたって、運用商品を選ぶ必要があります。運用商品は、「元本確保商品」「投資信託」の2つに分類されています。iDeCoは60歳以降でないと引き出せない点が特徴です。年金として受け取り、公的年金や企業年金と併用可能で、積み重ねることで老後の安心につながるでしょう。

貯金したい人がやってはいけないこと 

貯金をしても支出が多いとお金は貯まりません。お金を貯めたいと考えている人がやってはいけないことに、以下の3点がありますので紹介します。

  • 無駄な出費
  • リボ・分割払い
  • 身の丈に合わない出費

無駄な出費

当然なのですが、無駄な出費が多いと、お金は貯まりません。必要な出費であれば問題ないのですが、無駄な買い物は極力避けましょう。

とりわけ、セールやバーゲンには注意したいです。価格がリーズナブルのため、つい買ってしまいがちですが、必要以上に買うことになる恐れがあるので注意しましょう。

あと衝動買いにも注意が必要です。

買い物に来たのでつい買ってしまったという経験は誰しも経験があるかもしれません。

買い物に行く際、必要以外の商品は購入しない、という気持ちが節約にはとても大切です。

クレジットカードのリボ払い

クレジットカードのリボ払いは、毎月一定金額を支払えばいいので便利ですが、高い金利がかかっている点に注意しましょう。

通常、リボ払いの金利は15%前後が相場とされています。毎月のリボ払いの支払金額には利息が含まれています。支払金額の半分近くが利息であるケースは珍しくないので注意しましょう。

リボ払いは、利用枠内であれば反復利用できます。リボ払いは、カード利用者ごとに利用枠毎が設定されているのが一般的です。また、返済期限が定められていないこともリボ払いの特徴です。利用枠の範囲内で利用可能なため、利用を続けると、リボ払いが終了しないリスクがあります。

お金を貯めることを考えている場合、リボ払いを使わず一括払いを選択して、高い金利を払わないようにすることをおすすめします。

お金を貯めるために無茶をする

お金を貯めるために今まで行ったことのない無茶な行動を取る人は注意が必要です。例えば、食費を切り詰めたり、短期間でお金を増やすべく、株式投資やFX(外国為替証拠金取引)に手を出したりするケースです。

今までやったことのないことをすることで、ストレスがかかり体調を崩すかもしれません。株式投資やFXでお金を減らしては本末転倒です。無理することなく、お金を貯めることを考えることがとても大切です。

貯金まとめ

貯金すると、急な出費に対応でき、こころに余裕ができ、将来に向けて安心した気持ちで日々過ごせます。

貯金同様、家計簿をつけ、収支バランスをチェックすることは重要です。金融商品でお金を運用し、効率的にお金を増やしていきましょう。つみたてNISAやiDeCoは一定金額まで非課税での利用が可能ですのでおすすめです。

お金を貯めたい人が自粛すべき行動として、無駄な出費やクレジットカードのリボ払いがあります。貯金したいあまり無理したり、リスクの高い金融商品に手を出したりしないようにしましょう。

貯金は一朝一夕では達成できません。心にゆとりをもって貯金を継続しましょう。

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