資産運用を始めるには?初心者にもおすすめの方法と注意点を解説

「資産運用したいと考えているけど、何からスタートすればいいのかわからない」「投資先を失敗して、お金を減らしたくない」将来のことを考えて資産運用を検討するものの、多くの金融商品があるため、どれを選択したらいいのか迷うかもしれません。

本記事では、初心者が資産運用を始めるにあたって知っておきたいことについて解説します。資産運用とは何か、初心者が押さえておきたい資産運用ポイントやおすすめ金融商品、および注意点について紹介します。はじめて資産運用を検討する人はぜひ参考にしてください。

目次

そもそも資産運用って何?

資産運用とは、手持ちの資産を預貯金等の金融商品を利用して効率よく増やしていく方法です。さまざまある金融商品を、資産運用の初心者は、どのような点に注意すべきでしょうか。

初心者が押さえるべき資産運用ポイントとは?

資産運用をはじめて行う人にとって、押さえるべきポイントとして、次の3点があるので紹介します。

  • 少額からスタートする
  • 長期的な運用をめざす
  • 値動きの穏やかな商品を選ぶ

少額からスタートする

はじめて資産運用する場合、少額からスタートしましょう。まとまった資金がなくても少額からでも資産運用が可能です。いきなり大金を投資し、損失が発生した場合、資金的・精神的にダメージを受けることになりかねません。無理のない範囲で資産運用をスタートするよう心がけましょう。

長期的な運用をめざす

一般的に、長期的な資産運用を目指すことで、損失リスクが小さくなります。価格変動により、プラスになる年があったり、マイナスになる年があったりするかもしれません。10年、20年と長期的な運用を行った場合、平均的なブレは小さくなります。

値動きの緩やかな商品を選ぶ

値動きの緩やかな商品を選ぶことも初心者は押さえておきたいポイントです。少額であっても、投資した商品の値動きは気になります。初心者が資産運用を行う場合、値動きの小さい金融商品を選択することをおすすめします。資産運用により、ストレスがかからないように心がけましょう。

資産運用の初心者におすすめの金融商品3選

ここでは、資産運用の初心者におすすめの以下の3つの金融商品を紹介します。

  • 投資信託
  • ETF(上場投資信託)
  • REIT(不動産投資信託)

投資信託

投資信託とは、プロの投資家であるファンドマネジャーにお金を託し、株式の購入から売却を依頼する商品です。投資信託には、インデックス型やアクティブ型の2種類の運用パターンがあります。インデックス型とは、日経平均株価やTOPIXといった「指数」に連動することを目標とする投資信託です。アクティブ型とは、ファンドマネジャーが独自に銘柄等を選択する投資信託です。

投資信託のメリット・デメリットには以下の点があります。

メリット

  • 少額より運用可能
  • プロのファンドマネジャーが運用
  • 分散投資がされており、リスクが軽減できる

デメリット

  • 費用が掛かる
  • 元本の保証がない
  • タイムリーな売買ができない

ETF(上場投資信託)

ETF(上場投資信託)はExchange Traded Fund の略で、証券取引所に上場している投資信託の一種です。ETFは、日経平均株価やTOPIXなどの指数に連動するように運用されています。投資信託と異なり、一般の株式売買同様、リアルタイムに売買が可能です。

ETFのメリット・デメリットには、以下の点があります。

メリット

  • 投資家自身がリアルタイムで売買できる
  • 信用取引が可能
  • 値動きが分かりやすい

デメリット

  • 自動的に分配金が再投資されない
  • 価格にギャップがある
  • 自動積立投資ができない場合がある

REIT(不動産投資信託)

REIT(不動産投資信託)とは、「Real Estate Investment Trust」の略で、不動産投資法人は、投資家から集めた資金で不動産に投資し、投資して得た収益を分配する投資信託です。不動産投資法人は上場しているため、REITはETFや株式と同様、リアルタイムでの売買が可能です、

REITのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • 少額から不動産投資ができる
  • 利回りが高い
  • 専門家が運用してくれる

デメリット

  • 不動産を直接保有できない
  • 災害や倒産のリスクがある
  • 売買手数料がかかる

初心者が活用したい資産運用の制度2選

初心者が資産運用するにあたって、資産運用を始めやすかったり、税金面でメリットがあったりする制度があります。本章では、NISAとiDeCoについて解説します。

NISA(少額投資非課税制度)

NISAとは、「Nippon Individual Savings Account」の略称で、毎年一定金額の範囲内で購入した株式や投資信託などの金融商品から得られる利益が非課税になる制度です。2014年から始まったNISAには、一般NISAと「つみたてNISA」、および20歳未満が対象のジュニアNISAの3種類があります。特徴として、投資した商品に対する利益や配当金が非課税となる点があります。非課税限度額や、非課税保有期間がそれぞれ定められている点にも注意しましょう。

NISAのメリットおよびデメリットには以下の点があります。

メリット

  • 利益や配当金が非課税になる
  • つみたてNISAであれば積立投資が可能
  • 一般NISAの場合、5年間の非課税期間終了後も、保有金融商品を翌年の非課税投資枠へロールオーバーが可能

デメリット

  • 損失が出た際に損益通算が不可
  • 投資期間および年間投資額に制限がある
  • 投資商品の選択肢に制限がある

新NISA

2024年から、現行のNISAに代わり、新NISAという制度が始まります。新NISAでは、非課税保有限度額の生涯投資枠が1,800万円まで拡大され、年360万円(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)まで投資できるようになる予定です。

新NISAのメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット

  • 既存NISAよりも非課税保有限度額が大幅に増えた
  • 非課税保有限度額を再利用できる(簿価残高方式)
  • 非課税保有期間が無期限になった
  • 口座開設期間が恒久化された

デメリット

  • 現行NISAからのロールオーバーはできない
  • 18歳未満は口座を開設できない

iDeCo

iDeCoは、老後資金をつくるための私的年金制度です。掛金は所得控除や非課税の対象となります。掛金の運用は自由に選べる反面、引き出しには制限があります。iDeCoは公的年金や企業年金と併用でき、積み重ねることで老後の安心につながるでしょう。

iDeCoのメリット・デメリットには、次の点があります。

メリット

  • 掛金は所得控除の対象となる
  • 運用で得た収益について非課税となる
  • 給付は一時金または年金のどちらかを選択可能

デメリット

  • 掛金の引き出しは60歳以降と制限がある
  • 給付は課税対象となる
  • 手数料がかかる

初心者が資産運用をするに際して心がけたい点

初心者が資産運用を行うにあたって、心がけたいこととして3点あるので紹介します。

  • 投資先を1つにせず分散する
  • 運用している金融商品の値動きに一喜一憂しない
  • 日々金融商品や経済情勢をチェックする

投資先を1つにせず分散する

資金を金融商品に資産運用する際、1つの金融商品に集中させずに、複数の金融商品に分散することを推奨します。分散投資により、価格が安定しやすいことが理由です。一つの金融商品がマイナスであっても、他の金融商品がマイナスをカバーできるプラスとなる可能性があります。

分散投資をすることは、リスクの分散にもつながります。

運用中の金融商品の値動きを気にし過ぎない

投資した金融商品の値動きは気になるものです。特に、初心者であればなおのことでしょう。長期的な運用を考えている場合、あくまでも目先の値動きは参考程度に確認する程度で問題ありません。

「いつまでに、どれくらい」資産を運用するのかの方がとても大切なことを忘れてはいけません。

日々金融商品や経済情勢をチェックする

日々金融商品や経済情勢をチェックすることは、資産運用の初心者にとってはとても重要です。経済情勢を掴むことで、今後の成長性が見込める金融商品が判断できるからです。

金融商品や経済情勢をチェックすることで、現状の投資成果から、今後の資産運用の見直しや調整が投資家自身で行えるようになるでしょう。

資産運用まとめ

資産運用とは、手持ちの資産を金融商品で効率的に利用して増やしていく方法です。短期的に資産を増やすことを考えれば、投資した金融商品の値動きに一喜一憂し、仕事が手につかないことも起こり得ます。

初心者が資産運用を検討する場合、「少額」「長期的」なスタンスで望むことをおすすめします。少額であれば、資金的にも精神的にも大きなダメージを受けることはありません。また、マイナスとなっても、長期的にカバーできるので、ゆとりを持った資産運用が可能です。

分散投資や金融商品、経済情勢をチェックすることで、視野が広がり、投資先の選択の幅が広がります。投資した金融商品の値動きに惑わされず、長期的な視点で資産運用をしてはいかがでしょうか。

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