ファクタリング会社へ見積もりを依頼する時は、3から5社ほどに相見積もりをとって比較することが大切です。今回は、その理由について解説します。
買取手数料の他にも費用が発生する場合があるから
買取手数料だけで判断すると、損をする可能性があります。なぜなら、支払う費用は買取手数料だけとは限らないからです。「手数料は安かったけど、総額でかかった費用は高くなってしまった」と後悔しないように、相見積もりをとって受取金額を比べましょう。
1社の審査に落ちても他社で通ることがあるから
ファクタリングで審査対象は、主に売掛先の与信の信用度です。その内容によって審査に通るか否か、そして買取手数料が決まります。つまり、ファクタリング会社にとってリスクの高い売掛先であれば、手数料も高くなるわけです。となると、手数料が高いファクタリング会社であれば、他社では断られるような売掛金でも買取対象になる可能性が出てきます。
また、ファクタリング会社も、営利企業です。営利企業であれば月末や決算期など、売上を計上したいタイミングがあります。その時期であれば、買取手数料が安くなったり、多少なり審査がゆるむ可能性もあります。
1社に断られても別の業者の審査には通ることもあるため、相見積もりをとりましょう。
ウェブサイトの手数料○%〜、は当てにならないから
ファクタリング会社のウェブサイトにある「買取手数料○%~」という記載は、○%が最も低い手数料だというだけです。必ず○%の手数料で買い取ってくれるわけではありません。言われてみれば当然のことですが、最低の手数料だけで比べて「ここが一番やすいから、このファクタリング会社に決めがちなので注意しましょう。
手数料の安さで、相見積もりをとるファクタリング会社をしぼりこむ場合は、手数料の上限が明示されている透明性の高い会社から探すのがオススメです。
買取手数料は、売掛先の信用リスクや、あなたと売掛先の取引状況などによって変動します。実際のところ、買い取ってほしい売掛金の買取手数料が何パーセントになるのかは、見積書をもらうまで分かりません。相見積もりをとって比較しましょう。
支払不能になるリスクを軽減できるから
昨今は、スピード審査、即日入金のファクタリングが増えています。ただし、全てが順調に進むためには、事前に必要書類を準備できていることや、ファクタリング会社側でスムーズに社内処理が進むことが重要です。後者については、あなたにはコントロールできません。何らかのトラブルなどで、あなたの審査手続きが途中で止まってしまう可能性があります。
ここで、あなたが緊急の資金調達のためにファクタリングを利用するとしましょう。1社にだけ見積をとっていて、そのファクタリング会社の手続きが遅れてしまったら、また最初からやり直しです。そうならないように、複数のファクタリング会社に相見積もりをとっておいて、万が一の時は第二希望の会社で契約手続きを進められるようにしておきましょう。
まとめ
今回は、ファクタリングの契約をする前に、複数の会社から相見積もりをとるべき理由について解説しました。当サイトでは、その候補に最適なファクタリング会社を紹介していますので、よければご覧ください。