3社間ファクタリングとは何か?仕組み、最適なケースについて解説

3社間ファクタリング(3社間取引)とは、売掛金の債権譲渡について売掛先に通知をして承諾をとったうえで、ファクタリング利用者と会社で契約を交わす契約方式です。仕組み、メリット、デメリット、最適なケースについて以下で詳しく解説します。ちなみに、診療報酬、調剤報酬、介護報酬の買取をしてもらえるサービスを「医療ファクタリング」と呼びます。その場合は、社保や国保が関連するため、3社間取引での契約になります。

目次

3社間ファクタリングの仕組み

3社間ファクタリングの図

3社間取引では、ファクタリング会社(以下、事業者)、ファクタリング利用者(以下、利用者)、売掛先(取引先)の三者が契約に関わります。これが2社間取引になると、売掛先は全く何も知らない状態で、ファクタリングを利用できます。3社間取引を利用する時の流れは以下のとおりです。

  1. 請求書を発行し、売掛先へ送付する。
  2. 事業者へ売掛金の売却を申し込む。
  3. 事業者から提示された見積書と契約内容を確認し、よく検討する。
  4. 内容に納得できたら、事業者または自分で、売掛先へ債権譲渡通知をして承諾をとる。
  5. 事業者と契約手続きをする。
  6. 契約手続きが終わると、利用者が指定した銀行口座に売買代金が振り込まれる。
  7. 売掛先から事業者へ、売掛金が振り込まれる。
  8. (売掛金の入金日が期日を過ぎた場合のみ)、事業者または利用者から売掛先へ督促する。

3社間取引のメリットとデメリット

3社間取引の長所は、2社間取引に比べると手数料を安くおさえられる点です。一方、3社間取引の短所は、売掛先へ知られてしまう点と、資金調達に時間がかかってしまう点です。

3社間取引が最適なケース

3社間取引のメリットとデメリットを踏まえたうえで、3社間取引を利用しても良い条件について解説します。

  • 資金調達をあまり急いでいない
    3社間取引の場合、売掛先も契約当事者になるため、2社間に比べると時間がかかる可能性があります。資金繰りが厳しいにしても、支払いが目前に迫っていない場合には、3社間ファクタリングでも問題はないかもしれません。
  • 売掛先と強固な信頼関係を築いている
    3社間取引は、売掛先へ債権譲渡の通知が必要です。「あなたへの売掛金をファクタリング会社に売却して、支払期日より前に現金化します」という内容を、売掛先に知られるわけです。場合によっては、売掛先からの信用度に悪影響が及ぶこともありえます。しかし、売掛先との関係性が悪化しておらず、信頼関係が強く結ばれていれば心配ありません。
  • 手数料を低く抑えたい
    手数料だけで比較すると、2社間取引よりも、3社間取引の方が安くなる傾向にあります。その理由は、ファクタリング会社側のリスクが低いからです。そのリスクとは、利用者が、売却した売掛金を他のファクタリング会社に二重で譲渡したり、売掛先と共謀して詐欺を働いたりすることです。3社間取引であれば、売掛先も巻き込んでの契約になるため、リスクが低減され、手数料も安くなるわけです。ただし昨今は、手数料が格安の2社間ファクタリングも増えています。

3社間対応の業者を探すのは少し大変

ファクタリング会社の中では、2社間取引に対応している業者の割合のほうが高くなっています。あなたが、自分で探す時間をとれないのであれば、当サイトでも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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