ファクタリングのAI審査の仕組みとは?メリット・デメリットを解説

ファクタリングの審査は人間が行うのが一般的とされていましたが、近年では、AIによる審査を行っているファクタリング会社も増えてきています。
本記事では、ファクタリングのAI審査について解説します。ファクタリングAIの特徴や、メリット・デメリットについて紹介しますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

目次

ファクタリングについて

ファクタリングとは、売掛金をファクタリング会社へ譲渡(売却)し、早期に資金化する手法です。中小企業、個人事業主、フリーランスの方々の間で、資金繰りの改善のために利用されています。ファクタリングは銀行などの融資と異なり、資金調達しても負債は増えず信用情報に影響がありません。また、融資に比べても手続きが簡単で提出書類も少なく、審査時には請求書と本人確認書類だけで利用できるファクタリングも存在しています。

ファクタリングAI審査の特徴とは?

ファクタリングのAI審査は、AIを活用して審査をする仕組みを指します。このAIには、さまざまな業種向けの審査アルゴリズムが既に設定されているので、多岐にわたる業界での使用が可能です。

ファクタリングの申込人が提供する情報を基盤に、AIはその内容を深く分析。その結果、申込人や売掛先の信用度を点数として示すスコアリングを行います。このスコアを元に売掛金の買取可否、買取価格や手数料が決定されるわけです。

ただし、AI審査を活用しているファクタリング会社であっても、AIによるスコアリング結果も人の担当者が確認することが一般的です。AIが全てを決めるのではなく、最終的に人間が判断しています。そして、見積書の提示や契約の手続きについても、ファクタリング会社の担当者が担っています。

ファクタリングAI審査のメリット

ファクタリングAI審査のメリットについて以下の4点があるのでそれぞれ解説します。

  • 審査および入金までの時間が早い
  • 来店や担当者が訪問する手間が省ける
  • 低い手数料
  • 申込から契約までオンラインで完結

審査および入金までの時間が早い

AI審査のメリットとして、審査および入金までの時間が早い点があります。Aiを審査に導入することで、ファクタリング会社であれば、10分以内で審査が完了し、入金も30分以内に入金されるケースもあります。急に資金が必要となった事業者にとってはとても重宝するのではないでしょうか。

来店や担当者が訪問する手間が省ける

ファクタリングAI審査は、通常ネットでのやりとりとなります。そのため、申込人がファクタリング会社へ来店したり、担当者が訪問したりする手間が省けます。来店や担当者の訪問の場合、手数料以外に交通費等の費用が必要です。AI審査を導入しているファクタリング会社を利用すれば、コストを抑えることが可能となります。

低い手数料

審査にAIを導入することで、ファクタリング会社は人件費等、審査に必要な費用を抑制できます。申込人に対して、低い手数料でのサービス提供が可能です。
通常、2社間ファクタリングでは、9~20%が相場とされています。AI審査を採り入れているファクタリング会社の中には、10%を切った手数料で取り扱っているところもあります。

申込から契約までオンラインで完結

申込から契約までオンラインで完結することもAI審査の特徴といえます。
郵送やFAXといった書面でのやりとりがありません。24時間対応が一般的なので、申込人は、仕事の都合に合わせて申し込みができます。
契約は、セキュリティ対策が万全な電子契約システムを導入しているので、安心して契約が交わせます。

ファクタリングAI審査のデメリット

一方で、ファクタリングAI審査のデメリットにはどのような点があるのでしょうか。
次の4点を紹介します。

  • 審査基準が高い恐れがある
  • 柔軟な審査が見込まれない
  • AIを導入しているファクタリング会社が少ない
  • 資金調達以外のサービスやサポートの見込みが薄い

審査基準が高い恐れがある

AIには、過去のデータ等が事前に登録されているのが一般的です。申込人が申込内容を誤って入力した場合、AIの分析により審査に通らない恐れがあるかもしれません。
人間による対面審査では、申込時に記入事項に誤りがあっても後で気づいたり、社員より指摘を受けたりして訂正が可能です。AI審査では、誤った情報を入力すれば、そのままAIが判断します。
申込人は、申込事項に誤りがないかを慎重に入力する必要があるでしょう。

柔軟な審査が見込まれない

AIには、特殊な事情を含んだファクタリング案件の場合、人間の審査では柔軟な対応が可能な案件でも、AIでは対応できません。まず、審査に落ちる恐れがあるので注意が必要です。
AIの向上は近年目覚ましく、人間が審査したものと遜色ないくらいになっています。
しかし、申込人の事情や人間性等、AIの審査では及ばない事項のある案件の場合、審査するのがAIか人間かによって審査結果が異なる恐れがあります。

AIを導入しているファクタリング会社が少ない

AIを審査に導入しているファクタリング会社が少ない点もデメリットといえるでしょう。
AIを導入するにはコストがかかるためです。
AIを審査に導入しているファクタリング会社を事業者が検討している場合、限定されてしまう恐れがあるので、注意しましょう。

資金調達以外のサービスやサポートの見込みが薄い

ファクタリングを利用する事業者の中には、経営相談等のアドバイスやサポートを期待している事業者もいるかもしれません。
AIを導入するファクタリング会社は、資金調達に特化している場合が多いため、資金調達以外のサービスを行っていないケースがあります。
経営に関する助言やサポートを希望する場合、事業者はAIを導入しているファクタリング会社を避けたほうがいい場合があります。

ファクタリングAI審査の選ぶポイント

ファクタリングでA審査を選ぶにはどのような点をチェックすればいいのでしょうか。
以下の5点がありますので紹介します。

  • 入金までどれくらい時間がかかるか
  • 取扱金額は適切か
  • 必要書類に何があるのか
  • 手数料は低いか
  • 休日審査をおこなっているか

入金までどれくらい時間がかかるか

AI審査を導入しているファクタリング会社の中でも、申込から現金化までの時間は異なります。最短即日と自社サイトで記載があっても、申し込みが午後であれば、翌日現金化となる場合もあるかもしれません。
事業者は当日現金が必要であるなら、いつ申し込めばいいのかを、事前にファクタリング会社に確認して検討することを推奨します。

取扱金額は適切か

ファクタリング会社によっては、取扱金額を設定している場合があります。少額債権をメインにしているところもあれば、高額債権に強みを持つ会社もあります。
申込人が現金化を考えている金額が、ファクタリング会社の取扱金額にマッチしているのかをチェックし、申し込みを行うようにしましょう。

必要書類に何があるのか

必要書類に何があるのかもAI審査を申し込む大切な要素です。書類によっては準備に時間がかかるものもあります。
AI審査を導入しているファクタリング会社は、必要書類をPDFにして送付するのが一般的ですので、必要書類が多いと手間がかかります。
必要書類の少ないファクタリング会社であれば、AI審査を受けるにあたって、費用も時間も節約できるので検討の余地があるかもしれません。

手数料は低いか

AI審査を導入しているファクタリング会社の手数料は、従前のファクタリング会社の手数料より通常低く設定されています。
手数料は、申込事業者の収益に直結します。できるだけ低く設定されているファクタリング会社を選ぶことが重要です。ファクタリング会社の中には、自社のサイトで手数料がどれくらいかかるのかを、シミュレーションできるページを公開しているところもあります。利用することで、手数料の目安をつかめるのでおすすめです。

休日審査をおこなっているか

業種によっては土曜日曜等、平日以外に資金を調達する必要がある業種もあるでしょう。休日審査を行っているのかもチェックするポイントです。
AI審査を導入するファクタリング会社も、事務作業等、一部は人間が担っています。
事務作業が行えても金融機関が休みなので、入金まで対応できないファクタリング会社もあるので、申込人は事前に確認しておきましょう。

ファクタリングのAI審査まとめ

AI審査の導入により、ファクタリングを利用しての資金調達が早くなりました。手数料も低く抑えられることで、コストの削減につながります。
一方で、Aiの審査には、人間の審査のように融通が効かない側面があります。場合によっては審査に通らない恐れもあるかもしれません。
申込人は、自社のニーズにあっているのかを十分検討して利用しましょう。

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