三菱UFJファクターの保証ファクタリング

三菱UFJファクターの保証型ファクタリングは、銀行系に分類されます。なぜなら、運営会社の三菱UFJファクター株式会社が、言わずとしれたメガバンク「三菱UFJ銀行」と同じグループの会社だからです。今回は、三菱UFJファクターのファクタリングサービスについて解説します。

目次

三菱UFJファクターの特徴

保証型のファクタリングを提供している

三菱UFJファクターは、主として保証型のファクタリングサービスを提供しています。保証型とは、売上債権が回収困難になった場合に、取引先に代わって代金の支払を肩代わりしてくれるファクタリングです。買取型のように債権の譲渡はしません。

たとえば、あなたの売掛先が倒産して売掛金が回収不能になったとします。このとき、もし三菱UFJファクターの保証ファクタリングを契約していて、回収不能額が保証限度額の範囲内であれば、売掛金の代金を三菱UFJファクターが振り込んでくれるのです。

買取型のファクタリングであれば、買取手数料などの費用がつどつど発生しますが、保証型は異なります。保証型は保険のような仕組みであり、保険料のような費用(保証料)を定期的に支払うことになります。

下請債権保全支援事業の制度に対応している

下請債権保全支援事業とは、国土交通省による制度です。建設業や下請会社が工事請負代金の改修に不安がある際に保証型ファクタリングを利用すると、その保証料を国が助成してくれます。下請建設企業や資材業の会社にとっては非常に嬉しい仕組みです。

国際ファクタリングに対応している

国際ファクタリングも保証型ファクタリングの一種です。海外企業との取引(貿易)での債権回収に不安がある場合に、これも保険のようにリスクを保証してもらうファクタリングになっています。世界各国のファクタリング会社が連携しており、三菱UFJファクターも国際的な組織に加盟しています。

三菱UFJファクターの申込み方法

  1. まずは、保証を希望する取引先10社以上の情報などについて、保証限度額設定依頼書に記入して、三菱UFJファクターに提出します。
  2. 提出された内容をもとに、三菱UFJファクター側で審査されます。審査されるのは、主として保証して欲しい取引先です。審査結果をもとに、保証限度額や契約内容等について、三菱UFJファクターの担当者から提案を受けます。
  3. あなたが三菱UFJファクターからの提案に合意できれば、保証ファクタリングの契約を締結し、保証が開始されます。

三菱UFJファクターの会社概要

三菱UFJファクター株式会社は、1977年6月に創業しました。本社の所在地は、東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地 ワテラスタワーです。事業内容は、ファクタリングサービスの他にも、口座振替などの代金回収サービスや、電子債権(でんさい)サービスも提供しています。

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